「エヴァンゲリオンを観てみたいけれど、TV版・旧劇場版・新劇場版と作品が多すぎてどれから見ればいいかわからない」と迷っていませんか?
結論から言うと、エヴァンゲリオンを見る順番は「使える時間」と「作品に求める体験」に合わせて以下の2択から選べば失敗しません。
- 最短ルート(約9時間): 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作だけを観る(序 → 破 → Q → シン)
- 完全攻略ルート(約20時間): 公開順に観る(TVアニメ全26話 → 旧劇場版『Air/まごころを、君に』 → 新劇場版4部作)
手軽に話題の結末まで追いつきたいなら「新劇場版4部作」、社会現象となった当時の熱狂や伏線を余すところなく味わいたいなら「TV版からの公開順」がベストです。
新劇場版を一気見するならAmazonプライム・ビデオ、TV版や旧劇場版からお得に追うならDMM TVやU-NEXTが適しています。
この記事では、迷わずスムーズにエヴァの世界へ入れるよう、各ルートの詳細や飛ばしていい作品、おすすめの動画配信サービスまでわかりやすく解説します。
【結論】エヴァを見る順番は目的別に「2つのルート」から選べばOK
エヴァシリーズは一見複雑に見えますが、押さえるべき本編はシンプルです。まずは自分に合ったルートを選びましょう。
タイパ最優先なら「新劇場版4部作ルート」(約9時間)
忙しい方や、「話題の『シン・エヴァ』まで最短で追いつきたい」という方には、2007年から展開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4作品だけを観るルートがおすすめです。
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(約1時間40分)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(約1時間50分)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(約1時間35分)
- シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(約2時間35分)
第1作の『序』はTVアニメ版の序盤をベースに映像を現代水準で再構築しており、事前の知識がなくても世界観や設定が自然に理解できるよう作られています。
映画4本分・計9時間ほどで綺麗に完結するため、途中で挫折しにくいのが最大のメリットです。
本来の衝撃を味わうなら「TV+旧劇+新劇の公開順ルート」(約20時間)
エヴァンゲリオンという作品がカルチャー史に刻んだインパクトを100%体験したいなら、作品が世に出た「公開順」で観るのが最も確実です。
- 新世紀エヴァンゲリオン(TVアニメ版・全26話)
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(旧劇場版完結編)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版 4部作(序 → 破 → Q → シン)
新劇場版は単体でも楽しめますが、随所に「TV版や旧劇を知っていると意味が深まるギミックや演出」が散りばめられています。
TV版と旧劇を通過してから新劇場版を観ることで、映像表現の進化や物語の再構築に込められたメッセージを最大限に受け取ることができます。
ひと目でわかる視聴ルート比較表
| 項目 | 最短ルート(新劇場版のみ) | 完全攻略ルート(公開順) |
|---|---|---|
| 視聴作品数 | 映画4本 | アニメ26話 + 映画5本 |
| 総所要時間 | 約9時間 | 約20時間 |
| 難易度 | 低(映像も新しく観やすい) | 中〜高(90年代特有の難解さあり) |
| 理解度 | 単体で完結までしっかり理解可能 | 伏線やオマージュ含め100%味わえる |
| こんな人におすすめ | ・週末の一気見で手軽に楽しみたい ・作画クオリティを重視したい ・話題に乗り遅れたくない | ・考察や考察動画を楽しみたい ・名セリフや有名シーンの元ネタを押さえたい ・作品の歴史を追体験したい |
どれを飛ばす?ややこしい「旧劇場版」の違いと見るべき作品
エヴァ初心者が最も混乱しやすいのが、1997〜1998年に公開された「旧劇場版」と呼ばれる一連の映画です。
似たようなタイトルの作品が複数存在しますが、結論として観るべきなのは1本だけです。
旧劇で絶対に見るべきなのは『Air/まごころを、君に』だけ
旧劇場版の中で物語の核心・結末を描いているのは、1997年夏に公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(英題:THE END OF EVANGELION)です。
この作品は、TVアニメ版の最終2話(第25話・第26話)で描かれなかった「現実世界で起きた結末」を完全新作として映画化したものです。
旧シリーズの完結編として位置づけられており、これさえ観れば旧作のストーリーは綺麗に完結します。
『シト新生』『DEATH(TRUE)²』は総集編のためスキップして問題ない
旧劇を探すと目にする以下の2作品は、基本的に観なくても本編の理解に影響はありません。
- 『シト新生』(1997年春公開): TV版1〜24話のダイジェスト(DEATH編)と、次作『Air』の前半部分の先行公開(REBIRTH編)で構成されたもの。完成が間に合わず分納された経緯があるため、現在あえて観る必要はありません。
- 『DEATH(TRUE)² / Air / まごころを、君に』(1998年公開): 総集編を再編集した『DEATH(TRUE)²』と、完結編の『Air/まごころを、君に』を1本に連結した上映版です。動画配信サービス等でこのタイトルしか見当たらない場合は、前半の総集編(約1時間)を飛ばして、後半の『Air/まごころを、君に』から再生すれば問題ありません。
時間がない方は、「『シト新生』や『DEATH』と付くものは総集編だからスルーしてOK」と覚えておけば迷いません。
TV版の第25話・第26話と旧劇の関係性(なぜ結末が2つあるのか)
TVアニメ版の第25話と最終話(第26話)は、それまでのSFバトルや謎解きから一変し、主人公・碇シンジの内面(心理描写)のみが抽象的に描かれて幕を閉じました(いわゆる「おめでとう」エンド)。
このラストに対して当時のファンから激しい賛否両論が巻き起こり、「そのとき外の世界(ネルフ本部や現実)で一体何が起きていたのか?」を物理的なストーリーとして描き直したのが旧劇場版『Air/まごころを、君に』です。
- TV版 25・26話: シンジの「心の内側」から見た人類補完計画の結末
- 旧劇『Air/まごころを、君に』: 現実の「外の世界」で起きていた事態と結末
2つは対立するものではなく、「同じ瞬間の表と裏」を描いたパラレルな関係性です。TV版のラストで困惑した方は、そのまま旧劇を観ることで物語の全貌を把握できます。
【ルート別】エヴァンゲリオン全作品の見る順番とあらすじ
完全攻略ルート(公開順)に沿って、各作品のあらすじと見どころを順番に解説します。最短ルート(新劇場版のみ)を選ぶ方は、③の『序』から読み進めてください。
①新世紀エヴァンゲリオン(TVアニメ全26話)
- 公開年: 1995〜1996年
- 総時間: 約10時間(各話約24分)
14歳の少年・碇シンジは、疎遠だった父・ゲンドウに突如呼び出され、正体不明の敵「使徒」と戦う汎用ヒト型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットになるよう命じられます。
使徒との激しい戦闘を重ねる中で、シンジ自身の孤独や葛藤、仲間である綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーが抱える心の傷、そして組織の奥底に隠された「人類補完計画」の謎が徐々に明かされていきます。緻密な心理描写と謎めいた世界観で社会現象を巻き起こした、全シリーズの基礎となる原点です。
②新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
- 公開年: 1997年
- 総時間: 約1時間27分
TVアニメ版の第24話から直結する形で描かれる、旧シリーズの真の完結編です。
最後の使徒を倒したネルフ本部に対し、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレが戦略自衛隊を差し向け、壮絶な殲滅戦が勃発します。精神的に追い詰められたシンジと、絶望の中でエヴァ弐号機を起動するアスカ。
現実世界の激しい戦闘描写とともに、人類の存亡を懸けた「人類補完計画」の発動が圧倒的な映像美と容赦のない展開で描き切られます。
③ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
- 公開年: 2007年
- 総時間: 約1時間40分
旧シリーズ完結から10年を経て始動した、全4部作のリビルド(再構築)プロジェクトの第1作です。
ストーリーの骨組みはTVアニメ版の第1話〜第6話を忠実に再現していますが、デジタル技術によって作画・CG・音響が圧倒的に進化しています。
クライマックスの「ヤシマ作戦」における第6の使徒との決戦シーンは圧巻の迫力。旧作を観ていない初心者でも、エヴァの世界観とシンジの成長ストーリーに無理なく入り込める構成になっています。
④ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
- 公開年: 2009年
- 総時間: 約1時間50分
新劇場版オリジナルキャラクター「真希波・マリ・イラストリアス」や式波・アスカ・ラングレーが登場し、TV版のストーリーから大きく分岐し始めるシリーズ屈指の人気作です。
次第に周囲と心を通わせていくシンジでしたが、使徒の猛攻によって過酷な運命に直面します。
絶望的な状況下でシンジが下した決断が、世界を巻き込む未曾有の事態「ニアサードインパクト」を引き起こすことになります。疾走感あふれる戦闘シーンと、従来のTV版とは異なるドラマチックな展開が見どころです。
⑤ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
- 公開年: 2012年
- 総時間: 約1時間35分
前作『破』の結末から14年の歳月が流れた荒廃した世界を舞台に、完全オリジナルストーリーが展開します。
長い眠りから目覚めたシンジは、世界が様変わりし、かつての仲間たちから冷徹な敵意を向けられている現実に激しいショックを受けます。
孤独に打ちひしがれる中、父・ゲンドウの指示で出会った謎の少年・渚カヲルとピアノを通じて心を通わせていきますが、再び過酷な選択を迫られます。謎が深まるダークなトーンと、圧倒的なスケールの映像表現が特徴です。
⑥シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
- 公開年: 2021年
- 総時間: 約2時間35分
1995年のTVアニメ放送開始から26年、エヴァンゲリオンシリーズの真の完結を描いた記念碑的作品です。
すべてを失い心を閉ざしたシンジが、生き残った人々が暮らす「第3村」での生活を経て、自らの足で立ち直る姿が丁寧に描かれます。
そして、世界の運命と人類補完計画を巡る父・ゲンドウとの最終決着へ。新劇場版の謎だけでなく、TV版から積み重ねられてきたすべてのテーマに明確な決着と希望をもたらす、シリーズの集大成です。
エヴァを一気見できる動画配信サービス(VOD)おすすめ比較
エヴァンゲリオンシリーズは、作品によって見放題配信を行っているサービスが異なります。
自分が選びたいルート(新劇場版のみ/TV版・旧劇からすべて)に合わせて、最適な動画配信サービスを選びましょう。
主要サブスクの配信状況一覧表(TV版・旧劇・新劇場版)
| サービス名 | 月額料金(税込) | 無料体験期間 | TVアニメ版(全26話) | 旧劇場版(Air/まごころ) | 新劇場版(序・破・Q) | シン・エヴァ(完結編) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Amazonプライム・ビデオ | 600円 | 30日間 | 見放題 / レンタル | 見放題 / レンタル | 見放題 | 見放題 |
| U-NEXT | 2,189円 | 31日間 | 見放題 | 見放題 | レンタル(ポイント可) | レンタル(ポイント可) |
| DMM TV | 550円 | 14日間 | 見放題 | 見放題 | レンタル(ポイント可) | レンタル(ポイント可) |
| Netflix | 890円〜 | なし | 見放題 | 見放題 | 配信なし | 配信なし |
※Netflixは無料体験がなく初月から月額料金が発生します。新劇場版の配信もないため、エヴァシリーズをお得に網羅したい場合は無料トライアルのある他社サービスを選ぶのがスムーズです。
完結編まで全作見放題なら「Amazonプライム・ビデオ」
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(序・破・Q・シン)をすべて見放題で楽しみたいなら、Amazonプライム・ビデオが最も適しています。
シリーズ完結編である『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は見放題配信を行っているサービスが限られており、他社では都度課金(レンタル)が必要になるケースがほとんどです。
プライム・ビデオであれば月額600円(税込)で、新劇場版4部作を追加料金なしで一気に完結まで見届けることができます。30日間の無料体験も用意されているため、まずは新劇場版から手軽に追いつきたい方に最適です。
トライアルを活用してTV版・旧劇をお得に楽しむなら「DMM TV」「U-NEXT」
「完全攻略ルート」としてTVアニメ版全26話と旧劇場版『Air/まごころを、君に』からしっかり観始めたい場合は、DMM TVやU-NEXTの活用が便利です。
- DMM TV
- 月額550円(税込)とお手頃な料金設定で、TV版と旧劇場版が見放題対象となっています。
- 14日間の無料トライアル期間中に付与されるポイントを利用すれば、新劇場版のレンタル視聴にも充当可能です。
- コスパ良く旧作シリーズを制覇したい人に向いています。
- U-NEXT
- 見放題動画42万本以上を誇る国内最大級のサービスで、TV版全話と旧劇が見放題対象です。
- 31日間の無料トライアルがあり、登録時に600円分の特典ポイントが付与されます。
- 付与ポイントを活用して新劇場版をレンタルし、月額料金をかけずに楽しむ使い方が可能です。
- ※無料トライアル中もポイント不足分は有料となります。
エヴァの見る順番に関するよくある質問(FAQ)
エヴァンゲリオンを観始めるにあたって、初心者が疑問に感じやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
Q1. 本当に「新劇場版」から見始めても理解できる?
A. 問題なく理解できますし、十分に楽しめます。
第1作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は、初見の視聴者に向けて世界観や設定の導入が丁寧に作られています。作画や音響も現代の劇場クオリティにアップデートされているため、むしろ現代のアニメに慣れている人にとってはTV版よりも入り込みやすい構成です。
まずは新劇場版4作を鑑賞し、もし「もっと深く世界観を知りたい」「原点の空気感を味わいたい」と感じたら、後からTV版や旧劇場版を遡って観るという順序でも全く問題ありません。
Q2. 漫画版やスピンオフは読むべき?
A. 最初は映像作品だけで十分です。気になったら漫画版を手に取るのがおすすめです。
エヴァンゲリオンはアニメが原作のオリジナル作品であるため、漫画版や各種スピンオフ(『学園堕天録』『ANIMA』など)を読まなくても本編の理解には一切支障ありません。
ただし、キャラクターデザインを担当した貞本義行氏によるコミック版『新世紀エヴァンゲリオン』(全14巻)は、アニメ本編とは一部キャラクターの心情描写や結末が異なっており、非常に完成度が高い名作です。「アニメや映画を観終えて別の解釈を楽しみたい」と思った段階で読むとより楽しめます。
Q3. TV版の「ビデオフォーマット版(21話〜24話)」とは?
A. 本編に重要な追加カットが加えられた完全版です。現在配信されているものは基本的にこちらです。
TVアニメ版の第21話から第24話には、放送当時の「オンエア版」と、後から新作カットや心理描写を追加した「ビデオフォーマット版(OAフォーマット版に対する修正版)」の2種類が存在します。
現在、Amazonプライム・ビデオやU-NEXTなどの主要な動画配信サービスで配信されているTVアニメ版は、基本的にこの「ビデオフォーマット版」で統一されています。特別な設定変更や選び直しをする必要はなく、配信されているエピソードを順番通りに再生すれば、最も分かりやすい完全な形で鑑賞できます。
まとめ|自分に合ったルートでエヴァの世界に入ろう
作品数が多く複雑に見えるエヴァンゲリオンですが、押さえるべきポイントは非常にシンプルです。
- タイパ最優先・サクッと話題に追いつきたい方: 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作(序 → 破 → Q → シン)の最短ルート(約9時間)
- 作品の背景や歴史的インパクトを100%味わいたい方: TVアニメ版(全26話) → 旧劇場版『Air/まごころを、君に』 → 新劇場版4部作の完全攻略ルート(約20時間)
旧劇場版の『シト新生』や『DEATH(TRUE)²』などの総集編はスキップして問題ありません。
まずはご自身の可処分時間に合わせてルートを選び、新劇場版を一気見したいならAmazonプライム・ビデオ、TV版や旧劇からじっくり追うならDMM TVやU-NEXTなどの配信サービスを活用してみてください。

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